今回はThinkPadのキーボードを日本語配列から英語配列のものに交換をしていきます。
交換に至った経緯
私はThinkPad X270を購入する際、“日本語配列のバックライト無”という構成のキーボードで注文しました。
当時は日本語配列のキーボードにしか触れたことがなく、今まで使ってきて慣れている日本語キーボードを選択しました。
購入当初は特に不満もなく普通に使えていたのですが、最近になって自作キーボードを使う機会が増え、記号回りを打つ際に設定したキーと実際に表示される記号が違う問題が発生しました。
Windows側の設定を変更することで解決しますが、PC側のキーボードを使う際にもこの問題が起きてしまうため、いっそのことキーボードを交換した方がいいのでは?という結論に達しました。
交換を決めたのでパーツをAmazonにて注文しようとしたのですが、意外と日本語配列キーボードばっかりで英語配列が思ったより少なく、需要がないんか?と思ったり。
とりあえず評判の良さそうなところから出品されている”英語配列のバックライト付”の交換用キーボードを注文しました。
検索すると色々なものが出てくるので自分の好みと予算に合ったものを購入するといいと思います。
キーボード到着
注文してからおよそ3週間後、はるばる中国からキーボードが届きました。
開封してみるとプチプチにしっかり包まって梱包されたキーボードが出てきて一安心。
キーボード自体はキートップの端が少し擦れていたりしましたが、歪みや汚れなどはなく重ねて安心。
日本語配列から英語配列へ交換
到着してから10分も経たずして早速交換していきます。
まず、PCをシャットダウンしてバッテリーを外す。
写真の赤丸にあるネジを外していきます。
裏ブタが爪で引っかかっているためプラスチックの細い棒などを隙間に突っ込んでこじりながら外します。
するとこんな感じにPCの二枚卸しに。
次に丸で囲ったネジと楕円で囲った端子を外していきます。
順序としては、
- バッテリー【緑】
- 2.5インチストレージ(SSDorHDD)【青】
- メモリ【紫】
- スピーカー,CMOS【赤】
- メイン基板+α【水色】
で外していきます(メモリは外さなくてもいいかも)。
ストレージの端子を外すときは赤丸の部分を持ち上げるとロックが解除されて端子が外せます。
メイン基板の真ん中下にある端子は2つ重なっているので、
上の端子を外した後は必ず下の端子も外します。
これらを外したら下に白いプラスチックの板が現れます。
赤丸のネジを外し、青丸のWi-Fi配線を溝から外していきます。
そしたらキーボード本体へようやくアクセスできます。
赤丸のネジを外したら、青丸で囲った側を持ち上げながら手前に引き抜いていきます。
外した日本語配列とインストールする英語配列のキーボード比較。
新しいだけあって綺麗だし、英語配列だから右手の小指周りに配置された記号キーが1Uなのでとても打ちやすそう。
あとは配線噛みに気を付けてさっきと逆の手順で組みつけるだけ。
そして完成したものがこちら(3分クッキング風)。
やっぱ英語配列はカッコいいわ……
バックライト付きのキーボードに変えたことで暗い場所でもタイピングできるようになりました。
これで自作キーボードを繋いでも記号に振り回されず打つことができます。
ちなみにCMOSのボタン電池の端子を抜くので初回起動時は時刻の設定が狂いピープ音が鳴ります(鳴るの忘れててめっちゃビビった)。
なのでBIOSを起動して正しい日にちと時刻を入れて、保存して起動をするとWindowsが立ち上がります。
キーボード換装をしてみた感想
昔のThinkPadのノリで分解してみましたが、割と配線類が細々してたりネジがどこについてるのかわかりにくかったりしたので苦戦しました。
前にHDDからSSDに換装した時も分解しましたが、裏蓋を外すくらいしか分解しなかったので今回のキーボード交換は結構大変でした。
ただ、他のノートPCに比べたら構造も簡単で整備しやすいと思うのでThinkPadのキーボード交換に興味のある人は挑戦してみてはいかがでしょうか(いるのかそんな人)。